ChatGPTで議事録を作るプロンプト集【コピペ可・そのまま使える】
ChatGPTで議事録を自動作成するプロンプトをコピペ可能な形式で紹介。汎用テンプレートから目的別・会議タイプ別まで網羅し、セキュリティ注意点や専用ツールとの使い分けも解説。
ChatGPTで議事録を作りたいが、どんなプロンプトを書けばよいかわからない。そう感じているビジネスパーソンは多い。本記事では、即使えるプロンプトをコードブロック付きで集約した。汎用テンプレートから目的別・会議タイプ別まで、コピペしてそのまま使える形式で紹介する。あわせて、ChatGPTで議事録作成を続けるうえでの注意点と、限界を感じたときの選択肢も整理した。
ChatGPTで議事録を作るメリットと限界
ChatGPTを使った議事録作成とは、会議の文字起こしデータや発言メモをChatGPTに入力し、構造化された議事録として出力させる手法である。追加の費用をかけず、今すぐ始められる点が最大の特徴だ。
メリット:無料で使えて柔軟性が高い
2026年3月時点でChatGPTのFreeプランは引き続き無料で利用できる。GPT-5.3 Instantがデフォルトモデルとして提供されており、日本語の長文処理精度は大幅に向上している。有料プランは月額約1,500円(Go)から月額約3,000円(Plus)の幅で選べる。
無料・有料を問わず、プロンプトを自由に記述できるため、自社フォーマットへの適合度が高い。「決定事項だけ抽出してほしい」「アクションアイテムを担当者別に整理してほしい」といった細かい要求に、そのままの文章で対応できる。
ChatGPTのコンテキストウィンドウはブラウザ版で128,000トークンまで対応している(2026年3月時点)。日本語は1文字あたり1〜2トークンを消費するため、概ね6万〜12万字程度の入力が目安だ。1〜2時間程度の会議トランスクリプトであれば、分割なしで処理できるケースが多い。
限界:管理の手間・セキュリティ・出力のブレ
一方で、実務運用では3つの課題が生じやすい。
第一に、プロンプト管理の手間だ。ChatGPTにはプロンプトを保存する機能が標準では備わっていない。毎回同じプロンプトを貼り付ける作業が発生し、チーム内での共有も難しい。
第二に、セキュリティリスクだ。個人向けのFreeプランやGoプランでは、入力データがOpenAIのモデル改善に使われる可能性がある。Team・Enterprise・Business以上のプランでは、入力・出力データが学習に使われないことがOpenAIのポリシーで明示されている。会議内容に個人情報や機密情報が含まれる場合、プランの選択は慎重に検討する必要がある。
第三に、出力のブレだ。同じプロンプトを入力しても、毎回まったく同じフォーマットで出力されるとは限らない。チーム全体で統一したフォーマットを維持しようとすると、出力確認と修正の工数が残る。
基本の議事録生成プロンプト
汎用的な議事録生成に使えるプロンプトを紹介する。会議の文字起こしテキストをそのまま貼り付けて使う想定だ。
汎用議事録生成プロンプト
想定シーン: 会議の文字起こし(トランスクリプト)や発言メモを手元に持っており、構造化された議事録を素早く作りたい場合。
あなたは議事録作成の専門家です。
以下の会議のトランスクリプトをもとに、ビジネス用途の議事録を作成してください。
【出力フォーマット】
## 会議概要
- 日時:
- 参加者:
- 会議の目的:
## 議題と議論の要点
(議題ごとに箇条書きで整理)
## 決定事項
(番号付きリストで列挙)
## アクションアイテム
| No. | 担当者 | タスク内容 | 期限 |
|-----|--------|-----------|------|
## 次回会議に向けた確認事項
【ルール】
- 事実のみを記載し、推測や意見を加えない
- 発言者名は「A氏」「B氏」のように匿名化する(指示がある場合を除く)
- 省略せず、すべての決定事項とアクションアイテムを記載する
---
【トランスクリプト】
(ここにトランスクリプトを貼り付けてください)
出力例(抜粋):
## 決定事項
1. 新製品のリリース日を2026年4月15日に確定する
2. マーケティング予算の上限を前期比120%に設定する
## アクションアイテム
| No. | 担当者 | タスク内容 | 期限 |
|-----|--------|-----------|------|
| 1 | A氏 | リリースノートの初稿作成 | 3/20 |
| 2 | B氏 | 広告代理店への見積もり依頼 | 3/18 |
使い方の手順
- ChatGPT(無料・有料を問わず)を開く
- 上記のプロンプトをコピーして入力欄に貼り付ける
- 「(ここにトランスクリプトを貼り付けてください)」の部分を、実際の会議テキストに置き換える
- 送信する
Teamsのトランスクリプト機能を活用してVTT形式やdocx形式のファイルを取得する手順は、Teams議事録自動作成の解説記事で詳しく説明している。Zoom会議の文字起こしデータの扱いはZoom議事録自動化の解説記事を参照してほしい。
目的別プロンプト集
決定事項だけを抽出するプロンプト
想定シーン: 会議が長かったため、まず決定事項だけ素早く確認・共有したい場合。
以下の会議トランスクリプトから、「決定事項」のみを抽出してください。
【条件】
- 「〜することになった」「〜に決まった」「〜で合意した」などの表現を拾う
- 決定に至った経緯は省略し、決定内容だけを簡潔に記載する
- 番号付きリスト形式で出力する
- 決定事項が見当たらない場合は「この会議での決定事項はありません」と出力する
---
【トランスクリプト】
(ここにトランスクリプトを貼り付けてください)
出力例:
1. 来期の開発リソースを現状から30%増員することを決定
2. ベンダーAとの契約を2026年6月末で終了することを決定
3. 月次レポートのフォーマットを新様式に移行することを決定
アクションアイテムを整理するプロンプト
想定シーン: 「誰が・何を・いつまでに」を明確にして、会議後のタスク管理ツールに転記したい場合。
以下の会議トランスクリプトから、アクションアイテム(次のステップ・TODO)を抽出してください。
【出力フォーマット】
| No. | 担当者 | タスク内容 | 期限 | 備考 |
|-----|--------|-----------|------|------|
【条件】
- 「〜してほしい」「〜をお願いしたい」「〜が担当する」などの表現を拾う
- 担当者が不明な場合は「未定」と記載する
- 期限が明示されていない場合は「期限未設定」と記載する
- 重複するタスクはまとめず、発言順に列挙する
---
【トランスクリプト】
(ここにトランスクリプトを貼り付けてください)
長文トランスクリプトを分割処理するプロンプト
想定シーン: 3時間を超えるような長時間会議や、複数の会議テキストをまとめて処理したい場合。ChatGPTのコンテキストウィンドウの上限に近いトランスクリプトを扱うときに有効だ。
まず分割する前に以下のプロンプトで要点を抽出し、後から統合する方法が効率的だ。
【ステップ1】分割した部分ごとに送るプロンプト
これは長時間会議のトランスクリプトを分割したものです。
今回は「パート1/3」です。
この部分から以下の情報を抽出し、箇条書きで出力してください。
- 議題・テーマ
- 主な発言の要点(発言者名は匿名化)
- 暫定的な決定事項(あれば)
- 宿題・確認事項(あれば)
後続のパートが来た後で最終的な議事録にまとめるため、
この段階では整形せず、情報をそのまま列挙してください。
---
【トランスクリプト(パート1/3)】
(ここに分割したテキストを貼り付けてください)
【ステップ2】全パートの要点を統合するプロンプト
以下は長時間会議を3分割して抽出した要点です。
これらを統合して、正式な議事録を作成してください。
【出力フォーマット】
## 会議概要
## 議題と議論の要点
## 決定事項
## アクションアイテム(表形式)
## 次回確認事項
---
【パート1の要点】
(貼り付け)
【パート2の要点】
(貼り付け)
【パート3の要点】
(貼り付け)
会議タイプ別プロンプト
週次定例会議向けプロンプト
想定シーン: 毎週同じメンバーで行う進捗確認会議。前回との差分や課題が重要な場合。
以下は週次定例会議のトランスクリプトです。
定例会議に適した議事録を作成してください。
【出力フォーマット】
## 週次定例議事録
- 日時:
- 参加者:
## 各担当の進捗報告(担当者別)
## 課題・懸念事項
(優先度:高/中/低で分類)
## 今週のアクションアイテム
| No. | 担当者 | タスク | 期限 |
|-----|--------|--------|------|
## 次回定例への持ち越し事項
---
【トランスクリプト】
(ここにトランスクリプトを貼り付けてください)
1on1ミーティング向けプロンプト
想定シーン: 上司・部下間の1on1の記録を残したい場合。個人情報への配慮が特に必要な会議タイプだ。
以下は1on1ミーティングのトランスクリプトです。
1on1に適した記録を作成してください。
【出力フォーマット】
## 1on1記録
- 日時:
- 参加者:(匿名化する)
## 主なトピック
## メンバーの状況・懸念
(プライバシーに配慮し、業務に関係する内容のみ記載)
## 合意事項・サポート内容
## 次回1on1までのアクション
---
【トランスクリプト】
(ここにトランスクリプトを貼り付けてください)
KPT振り返り向けプロンプト
想定シーン: スプリントレビューや月次振り返りでKPT(Keep/Problem/Try)フォーマットの議事録を作りたい場合。
以下は振り返り(KPT)会議のトランスクリプトです。
KPTフォーマットで議事録を作成してください。
【出力フォーマット】
## KPT振り返り議事録
- 日時:
- 参加者:
- 対象期間:
## Keep(継続すること)
(箇条書き)
## Problem(改善が必要なこと)
(箇条書き)
## Try(次期に試すこと)
(箇条書き。可能であれば担当者・期限も付記)
## 次回確認事項
---
【トランスクリプト】
(ここにトランスクリプトを貼り付けてください)
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ChatGPTで議事録作成するときの5つの注意点
ChatGPTを議事録作成に活用する前に、実務上のリスクを把握しておく必要がある。
1. セキュリティリスク(無料プランの学習利用)
OpenAIのポリシーによると、FreeプランおよびGoプランでは、入力データがモデルの改善に使われる場合がある。2023年には韓国の大手テクノロジー企業で、ChatGPTへの機密情報入力が原因とされる情報漏洩が3件発生した事例が報告されている。
対策として、以下のどちらかを選択する。
- 設定から「チャット履歴」をオフにする: ChatGPT設定の「データコントロール」から「すべての人のためにモデルを改善する」をオフに切り替えると、そのセッションのデータが学習に使われなくなる。
- Business/Team/Enterprise以上のプランに変更する: これらのプランでは、入力・出力データが学習に使われないことがOpenAIのポリシーで明示されている。法人利用ではBusinessプラン(月額約30ドル/座席)以上が推奨される。
機密情報・個人情報を含む会議録の取り扱いは、自社の情報セキュリティポリシーと照らし合わせて判断してほしい。
2. 出力の一貫性(毎回フォーマットが変わる問題)
同一のプロンプトを使っても、ChatGPTの出力は毎回微妙に異なる。表の列数が変わる、箇条書きのレベル感が変わる、といったことが起きやすい。
実務での対処法は2つある。
- プロンプトに「出力例」をそのまま記載し、「このフォーマットを厳守してください」と明示する
- 出力後に必ず人間がレビューし、テンプレートとの差分を修正する工程を設ける
3. トークン制限(長文会議への対処)
ブラウザ版ChatGPTのコンテキストウィンドウは128,000トークンまで対応している(2026年3月時点)。日本語の場合、1文字あたり1〜2トークンを消費するため、上限の目安は6万〜12万字程度だ。
3時間超の会議などで上限を超える場合は、前述の「分割処理プロンプト」を活用する。
4. プロンプト管理の手間
ChatGPTにはプロンプトを保存・呼び出す機能が標準で備わっていない。チームで同じプロンプトを使おうとすると、Notionやスプレッドシートなど別のツールで管理する手間が生じる。
プロンプトのバージョン管理やチーム共有が課題になってきた段階は、専用ツールへの移行を検討するタイミングの一つだ。
5. ファクトチェックの必要性
AIは誤った情報を事実であるかのように出力することがある(ハルシネーション)。数値・固有名詞・決定内容については、出力後に必ず原文トランスクリプトと照合する工程を設けることが不可欠だ。特に「アクションアイテムの期限」と「担当者名」は誤りが起きやすい箇所である。
ChatGPTの限界を感じたら?専用ツールへの移行ポイント
ChatGPTを使い続ける場合のコスト試算
週5回の会議議事録をChatGPTで処理するケースで考える。
- Freeプランを利用する場合: 月額0円。ただし、セキュリティ設定の確認・プロンプトの準備・出力の修正を含めると、1件あたり15〜30分の工数が残る
- Businessプランを利用する場合: 月額約30ドル/座席(約4,500円)。入力データの学習利用はないが、プロンプト管理と出力確認の工数は変わらない
月20件の会議を処理する場合、プロンプト貼り付け・修正・確認を含めると月間5〜10時間の工数が発生する計算になる。時間コストを加味した比較が必要だ。
専用ツールに切り替えるべきタイミング
以下の状況が1つでも当てはまれば、専用の議事録作成ツールへの移行を検討する価値がある。
- チームで統一フォーマットを維持したい: 出力のブレが頻繁に発生し、修正工数が無視できない
- プロンプト管理が属人化している: 担当者が変わるとプロンプトの引き継ぎが発生している
- セキュリティ要件が厳しい: 社内情報セキュリティポリシーでChatGPTの利用自体が制限されている
- 過去の議事録を横断的に検索したい: 「3ヶ月前の会議での決定内容」を素早く探せる環境が必要
- 音声から直接文字起こし〜議事録まで一気通貫で処理したい: テキスト貼り付け作業自体をなくしたい
比較ポイント:ChatGPT vs 専用ツール
| 比較項目 | ChatGPT(個人プラン) | ChatGPT(Businessプラン) | 専用議事録ツール |
|---|---|---|---|
| 料金 | 無料〜約3,000円/月 | 約4,500円/月/人 | サービスによる |
| プロンプト設定 | 毎回必要 | 毎回必要 | 不要 |
| フォーマット統一 | 手動調整が必要 | 手動調整が必要 | 自動 |
| データ学習への使用 | あり(設定次第) | なし | なし(サービスによる) |
| 議事録の蓄積・検索 | なし | なし | あり |
| 音声からの直接処理 | 一部プランで可能 | 一部プランで可能 | あり |
AIを使った議事録ツールの詳細な機能比較はAI議事録ツール比較記事でまとめている。
まとめ
ChatGPTで議事録を作成する方法と、即使えるプロンプトを整理した。
要点を再確認する。
- 基本の汎用プロンプトで会議トランスクリプトから構造化議事録を生成できる
- 目的別プロンプト(決定事項抽出・アクションアイテム整理・分割処理・タイプ別)を使い分けると精度が上がる
- セキュリティ・フォーマット統一・トークン制限・ファクトチェックの4点は運用前に社内で確認しておく
- チーム利用・高頻度利用・フォーマット統一が求められる段階では、専用ツールへの移行が合理的になる
ChatGPTは無料で始められる柔軟な手段だが、運用が本格化すると管理コストが積み上がる。本記事のプロンプトを試しながら、自社の議事録作成フローに合った方法を見極めてほしい。
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よくある質問
Q. ChatGPT無料版でも議事録は作れるか?
作れる。2026年3月時点のFreeプランではGPT-5.3 Instantが利用でき、日本語の長文処理にも対応している。ただし、無料プランでは入力データがOpenAIのモデル改善に使われる場合がある点に注意が必要だ。機密情報を含む会議録には、設定でチャット履歴をオフにするか、Businessプラン以上の利用を検討してほしい。
Q. ChatGPTに会議の音声データを直接入力できるか?
PlusプランおよびProプランでは、音声入力(Advanced Voice Mode)に対応している。ただし、長時間の録音データをそのまま自動処理する機能は2026年3月時点でも限定的だ。音声から文字起こしを経て議事録にするフローでは、WhisperなどのAPIを組み合わせるか、音声文字起こしに対応した専用ツールを使うほうが実用的である。
Q. プロンプトを毎回入力するのが面倒な場合の対処法は?
いくつかの方法がある。まず、ChatGPTのカスタム指示(Custom Instructions)機能を使うと、毎回のプロンプト冒頭にある役割定義部分を省略できる。また、よく使うプロンプトをNotionのデータベースやGoogleドキュメントに保存し、コピペする手順を標準化することも有効だ。プロンプト管理の手間をゼロにしたい場合は、プロンプトが不要な専用ツールへの移行が最も根本的な解決策になる。
Q. ChatGPT以外のAI(Claude、Gemini)でも同じプロンプトは使えるか?
本記事で紹介したプロンプトはClaude(Anthropic)やGemini(Google)でも概ね同様に機能する。モデルによって出力の傾向が異なるため、フォーマットの部分は微調整が必要な場合がある。ClaudeはコンテキストウィンドウがChatGPTより大きいため、特に長文トランスクリプトの処理で有利なケースがある。Geminiはビジネス用途ではGoogle Workspaceとの連携が強みだ。いずれも基本的なプロンプト構造(役割・フォーマット指定・条件・入力データ)は共通して有効である。
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