AI議事録ツール5社を比較|価格・精度・セキュリティで選ぶ【2026年版】

Notta・Otter.ai・tl;dv・Fireflies.ai・Minutoの5社を価格・日本語精度・セキュリティで徹底比較。2026年3月時点の最新情報をもとに、企業規模・用途別のおすすめ選び方を解説する。

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「どのAI議事録ツールを選べばいいのか、違いがわからない」——そう感じている担当者は多い。市場には似たような製品が乱立しており、料金・機能・セキュリティポリシーもまちまちだ。本記事では、2026年3月時点の最新情報をもとに主要5ツールを多角的に比較し、自社に最適な選択肢を見極めるための判断基準を提示する。


AI議事録ツールの4つのタイプとは?

AI議事録ツールは、会議の音声をどの段階でどのように処理するかによって4つのタイプに分類できる。各タイプで使い勝手・精度・セキュリティリスクが大きく異なるため、ツール選定の前にまず自社のワークフローに合うタイプを把握しておく必要がある。

リアルタイム文字起こし型

会議に「AIボット」として参加し、音声をリアルタイムで文字起こしして議事録を自動生成するタイプ。Notta・Otter.ai・tl;dv・Fireflies.aiはこのカテゴリに属する。

強み: 会議後すぐに議事録が完成する。録音と文字起こしを別途行う手間がない。

弱み: AIボットが会議に入室するため、参加者への事前周知が必要なケースがある。また、音声データがクラウドに送信・保存されるため、機密会議での利用には慎重な検討が求められる。

トランスクリプト変換型

Teamsや Zoomなどの会議ツールが出力したトランスクリプト(文字起こしテキスト)をAIに貼り付け、議事録に変換するタイプ。Minutoはこのタイプに該当する。

強み: 音声データをクラウドに送信しないため、情報漏洩リスクが低い。既に文字起こしデータがある場合はすぐ使い始められる。

弱み: 会議ツール側でトランスクリプト機能を有効化する手順が別途必要。リアルタイムの自動起動はできない。

統合型

Microsoft CopilotやZoom AIコンパニオンのように、会議ツール自体に内蔵されたAI機能を指す。別途ツールを導入する必要がなく、既存環境との親和性が高い。

強み: 追加ツールの契約・管理が不要。会議ツールとのデータ連携がシームレス。

弱み: 使用している会議ツールに縛られる。Microsoft Copilotの場合、月額4,497円(2026年3月時点)のライセンス追加が必要となり、コストが上がりやすい。

ChatGPT等の汎用AI型

ChatGPTやClaude等の汎用AIに、会議の文字起こしテキストを貼り付けてプロンプトで議事録を生成するアプローチ。ツール導入コストがかからない反面、毎回プロンプトを作成する手間が生じ、出力品質にばらつきが出やすい。詳細はChatGPTで議事録を作るプロンプト活用法を参照。

どのタイプが自社に合うかの判断基準

状況 推奨タイプ
会議後すぐに議事録が欲しい、録音も一元管理したい リアルタイム文字起こし型
TeamsやZoomを使用中でトランスクリプトを取得できる トランスクリプト変換型
Microsoft 365やZoomをすでに契約していてツールを増やしたくない 統合型
頻度が低く、コストをかけたくない 汎用AI型

AI議事録ツール5社の機能・価格比較表

2026年3月時点の情報をもとに、主要5ツールを一覧で比較する。料金は変動する可能性があるため、契約前に各社公式サイトで最新情報を確認してほしい。

主要5ツール 概要比較表

ツール名 タイプ 日本語精度 無料プラン 有料プラン最安値 セキュリティ認証 主な特徴
Notta リアルタイム型 高(日本語特化) 月120分/1回3分 月額1,185円〜(年払) SOC2 Type2・ISO 27001 日本語精度No.1クラス・国内データ保存
Otter.ai リアルタイム型 中(英語が主力) 月300分/1回30分 月額約1,250円〜(年払) 要確認 英語圏シェアNo.1・日本語は2025年から対応
tl;dv リアルタイム型 中(30言語対応) 録画・文字起こし無制限 月額29ドル〜(月払) SOC2 Type1・GDPR 録画+AI要約・UIは英語のみ
Fireflies.ai リアルタイム型 中(100言語対応) 800分/シート 月額10ドル〜(年払) SOC2 Type2・GDPR・HIPAA API連携・CRM統合が強力
Minuto トランスクリプト変換型 高(日本語特化) 月5回無料 月額980円〜 運営会社にて確認 貼り付けのみで完結・クレカ不要

価格詳細比較表(2026年3月時点)

ツール名 無料プラン 個人有料プラン チームプラン エンタープライズ
Notta 月120分・1回3分 Premiumプラン:月額1,980円(月払)/ 月額1,185円(年払) Businessプラン:月額2,508円〜(年払・1ユーザー) 要問合せ
Otter.ai 月300分・1回30分 Proプラン:月額16.99ドル(月払)/ 月額8.33ドル(年払) Businessプラン:月額30ドル(月払)/ 月額20ドル(年払)/ユーザー 要問合せ
tl;dv 録画・文字起こし無制限(AI機能は制限あり) Proプラン:月額29ドル(月払)/ 月額18ドル(年払) Businessプラン:月額98ドル(月払)/ 月額59ドル(年払) 要問合せ
Fireflies.ai 800分録音・文字起こし(保存は制限あり) Proプラン:月額18ドル(月払)/ 月額10ドル(年払) Businessプラン:月額29ドル(月払)/ 月額19ドル(年払)/ユーザー 要問合せ
Minuto 月5回無料・CC不要 Starterプラン:月額980円・月50回 Businessプラン:月額2,980円・月200回 要問合せ

機能詳細比較表

機能 Notta Otter.ai tl;dv Fireflies.ai Minuto
リアルタイム文字起こし ×
トランスクリプト変換 △(ファイルアップロード) ○(メイン機能)
AI要約・議事録生成
録画保存 ×
話者識別
Zoom/Teams/Meet連携 ○(Zoom・Meet) ×
CRM・Zapier連携 ○(Business以上) ○(Pro以上) ×
日本語UI ×(英語のみ) ×(英語のみ)
辞書・固有名詞登録

日本語精度で比較する

AI議事録ツールを国内で業務導入する際、最も重要な判断基準のひとつが日本語精度だ。英語圏で開発されたツールの多くは、日本語対応を後から追加しているため、精度にばらつきがある。

Notta

日本語対応においてトップクラスの評価を受けるツール。国内パートナー企業の音声認識エンジンを採用しており、日本語特有の言い回しや長い複合語にも強い。辞書機能(カスタムワード登録)を備えており、社内固有名詞・製品名・業界専門用語を事前登録することで認識精度をさらに高めることができる。エンタープライズプランでは専用の音声モデル調整も可能。

Otter.ai

英語では95%以上の精度を誇るが、日本語対応は2025年に開始されたばかりで発展途上にある。ビジネス現場で検証した結果、テキストが連続して出力され読みにくい、アクションアイテムが抽象的になりやすいという課題が報告されている。英語混じりの会議や、英語が主言語のグローバル企業での利用には強みを発揮する。

tl;dv

30言語以上の文字起こしに対応しており、日本語も含む。ただし、UIは英語のみのため、ブラウザの翻訳機能を使うか英語に慣れている環境での利用が前提となる。日本語の微妙なニュアンスや敬語表現の処理精度は英語に比べ劣る傾向がある。

Fireflies.ai

100言語以上の文字起こし対応を謳う。日本語についても一定の認識は可能だが、専門用語や固有名詞での誤認識が起きやすく、会議後の手動修正が発生しやすい。UIは英語のみで、日本語サポートも限定的。

Minuto

日本語に特化して設計されたトランスクリプト変換型ツール。TeamsやZoomのトランスクリプト(既に文字起こし済みのテキスト)を貼り付けて処理するため、音声認識の精度問題は発生しない。議事録の出力形式も日本語ビジネス文書に最適化されており、決定事項・アクションアイテム・課題の整理が得意。ただし、文字起こし自体はTeamsやZoom側の精度に依存する点は理解しておく必要がある。

日本語精度まとめ

日本語のみの国内会議に特化するならNottaまたはMinutoが有力候補だ。英語・日本語が混在する国際的な会議環境ではOtter.aiFireflies.aiも選択肢に入る。API連携や録画管理を重視しつつ、日本語もある程度使えればよいという用途ではtl;dvも検討に値する。


セキュリティで比較する

機密情報を扱うビジネス会議のデータを外部ツールに渡す以上、セキュリティポリシーの確認は必須だ。特に音声データの保存先・保持期間・AI学習への利用可否は、情報セキュリティ担当者が必ず確認すべき項目となる。

データ保存先・保持期間

ツール名 データ保存先 保持期間 AI学習利用
Notta 国内(日本国内サーバー) アカウント存続期間中 一部利用(Enterpriseは除外可)
Otter.ai 米国クラウド アカウント存続期間中 公式サイトで確認推奨
tl;dv EEA(欧州)・AWS・GCP アカウント存続期間中 公式サイトで確認推奨
Fireflies.ai 米国(GCP・AWS) アカウント存続期間中 利用しない(ポリシーで明記)
Minuto 貼り付けテキストのみ処理(音声未送信) セッション内で処理 運営会社にて確認

セキュリティ認証状況

Notta: SOC 2 Type II(2023年2月取得)、ISO/IEC 27001(2023年9月取得・2026年2月に2022年版に更新)を保有。AES-256暗号化を採用。データは日本国内に保存されるため、国内の個人情報保護法との整合性が高い。エンタープライズプランではAI学習へのデータ提供を除外できる。

Fireflies.ai: SOC 2 Type II(2021年12月取得)、GDPR、HIPAA準拠。ユーザーコンテンツでのAIモデル学習は行わないと明示しており、第三者ベンダーとの0日データ保持ポリシーを採用。医療・法務など高セキュリティ要求の業種での導入実績もある。

tl;dv: SOC 2 Type I取得済み(Type IIは取得プロセス中)、GDPR完全準拠。データはEEA域内またはAWS/GCP/Hetznerの認定データセンターに保存。AES-256暗号化を採用。

Otter.ai: 2026年3月時点での認証状況は公式サイトでの確認を推奨する。

Minuto: 音声データをサーバーに送信しないトランスクリプト変換型のため、他のリアルタイム型ツールとは異なるリスク構造を持つ。音声データの漏洩リスクは構造的に低いが、貼り付けるテキスト内容のセキュリティポリシーは運営会社(GenbaCompass)に確認してほしい。

セキュリティで重視するポイント別おすすめ

  • 国内データ保存を必須とする: Notta一択(日本国内サーバー保存を明示)
  • 音声データをそもそも送信したくない: Minuto(テキストのみ処理)
  • GDPR準拠・欧州データセンターを重視: tl;dv
  • AI学習非利用の明示を重視: Fireflies.ai
  • 医療・法務など高セキュリティ業種: Fireflies.ai(HIPAA準拠)

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ユーザー別おすすめの選び方

ツールの優劣は絶対的なものではなく、利用する組織規模・会議頻度・ITリテラシー・セキュリティ要件によって変わる。以下に代表的な3パターンを示す。

個人・フリーランスにおすすめ

第1候補: Notta(Premiumプラン)またはMinuto(Starterプラン)

月額1,000〜2,000円程度のコストで、高品質な日本語議事録を手に入れられる。

Nottaは会議に自動参加してリアルタイムで文字起こしから議事録まで完結させたい場合に最適。Premiumプランは月額1,185円(年払)からと手が届きやすい価格帯だ。

Minutoは月5回なら無料、月50回でも980円と最安水準。すでにTeamsやZoomでトランスクリプトを取得できる環境があれば、追加のボット設定なしにすぐ使い始められる。クレジットカード登録も不要なため、試しやすい。

Otter.aiの無料プランは月300分と余裕があるが、日本語精度を優先するなら国内特化ツールの方が実用的だ。

中小企業(10〜100名)におすすめ

第1候補: Notta(Businessプラン)またはFireflies.ai(Businessプラン)

チーム全体での議事録管理・共有・検索を重視するなら、Notta BusinessかFireflies.ai Businessが有力候補となる。

Notta Businessは国内データ保存・SOC 2 Type II・ISO 27001という堅牢なセキュリティ基盤を持ち、国内の情報システム部門の承認を得やすい。

Fireflies.aiは同価格帯でもAPI連携・CRM統合(Salesforce、HubSpot等)が充実しており、営業系のチームで会議情報をCRMに自動連携したい場合に強みを発揮する。

Teamsを主要会議ツールとして使用している場合は、TeamsのAI議事録自動作成ZoomのAI議事録自動化の記事も参考にしてほしい。

大企業・エンタープライズにおすすめ

第1候補: Notta(Enterprise)またはMicrosoft 365 Copilot

エンタープライズ要件(シングルサインオン、セキュリティ監査対応、AI学習除外、専任サポート)を満たすのは現状ではNottaが最も手厚い。国内データ保存・AI学習データの提供除外オプション・ISO 27001と、日本の大企業が求める基準をほぼカバーしている。

すでにMicrosoft 365を全社導入している場合は、Microsoft 365 Copilot(月額4,497円/ユーザー)との比較検討も有効だ。追加ツールを増やさずにTeams会議の議事録を自動生成できるメリットは大きい。ただし、Copilotの議事録機能はTeams会議に限定されるため、社外との会議(Zoomなど)では別途対応が必要になる点を踏まえておく必要がある。

tl;dvはグローバル拠点が多く、英語会議が多い日系グローバル企業での採用例もある。GDPR準拠・EEAデータ保存の点で欧州現地法人のコンプライアンス要件にも対応しやすい。


まとめ

5つのAI議事録ツールを価格・日本語精度・セキュリティ・用途別に比較した。判断の要点をまとめると以下になる。

重視する観点 おすすめツール
日本語精度・国内データ保存 Notta
コスト最小・手軽に試したい Minuto(Free〜Starter)
英語+日本語混在会議 Otter.ai
録画管理+AI要約・グローバル対応 tl;dv
CRM連携・API活用 Fireflies.ai
Microsoft 365統合環境 Microsoft 365 Copilot

いずれのツールも無料プランや無料トライアルを提供している。「まずコストゼロで試す」という観点では、MinutoのFreeプラン(月5回・クレジットカード不要)かNottaの無料プランから始めてみるのが現実的な最初の一歩だ。

無料ツールの比較を詳しく知りたい場合は、AI議事録ツール無料プラン徹底比較も参照してほしい。


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よくある質問

Q. AI議事録ツールの導入にIT部門の承認は必要か?

ツールによって異なるが、音声データや会議内容をクラウドに送信するリアルタイム型(Notta・Otter.ai・tl;dv・Fireflies.aiなど)は、情報セキュリティポリシーに抵触しないかIT部門・法務部門の確認が必要になるケースが多い。一方、トランスクリプト変換型(Minutoなど)は音声データ自体を送信しないため、リスク評価が低くなりやすい。いずれの場合も、機密情報を含む会議での利用前に社内規定を確認することを推奨する。

Q. 無料プランだけで業務に使えるか?

用途と頻度による。Otter.aiの無料プランは月300分と比較的余裕があり、週1〜2回程度の会議なら対応できる。Nottaの無料プランは月120分・1回3分と制約が大きく、業務利用には有料プランへの移行がほぼ必須だ。Minutoは月5回まで無料で、月4回以内の定例会議なら無料範囲で賄えるケースもある。tl;dvは録画・文字起こしが無制限の無料プランを提供しているが、AI要約機能には利用制限がある。

Q. リアルタイム型と貼り付け型、どちらが精度が高いか?

精度を左右する要素が異なるため、単純には比較できない。リアルタイム型は音声認識精度がそのまま議事録の品質に直結する。話者の発音・背景ノイズ・マイク品質の影響を受けやすい。一方、貼り付け型はTeams・Zoomの文字起こし精度に依存する点では同様だが、すでにテキスト化されたデータを処理するため、AI側の誤認識は発生しない。日本語の業務会議では、TeamsやZoomの文字起こし精度自体が高い環境であれば、貼り付け型の方が安定した品質を出せる場合がある。

Q. Microsoft Copilot for TeamsとAI議事録ツールの違いは?

Microsoft Copilot for Teams(Microsoft 365 Copilot)は、Teams会議専用のAI機能として提供される。追加ツールの導入が不要で、Microsoft 365の管理基盤で一元管理できる点が最大のメリットだ。ただし、月額4,497円(2026年3月時点)のライセンス料が別途必要であり、ZoomやGoogle Meetなど他の会議ツールには対応しない。一方、Notta・Fireflies.ai等の専用ツールは複数の会議プラットフォームに横断対応でき、CRM連携・議事録検索・チーム共有など議事録管理に特化した機能が充実している。会議ツールをTeamsに統一している組織ではCopilotが、複数ツールを使い分けている組織では専用の議事録ツールが適しやすい。

Q. 導入から定着まで何日程度かかるか?

ツールの種類と組織規模によって異なる。個人・少人数チームであれば、MinutoやNottaは当日中に使い始めることができる。リアルタイム型ツールはZoom/Teams/Meetとのカレンダー連携設定が必要で、半日〜1日程度の初期設定時間を見込む。チームへの展開・運用ルール策定・社内承認プロセスを含めると、10〜30名規模で1〜2週間、100名超の組織でパイロット運用から全社展開まで1〜3か月程度が一般的だ。


業務効率化に役立つ関連サービス

Minutoを提供するGenbaCompassでは、業務効率化を支援する他のサービスも展開している。

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